結婚しなければならないとは思いながらも、どうやって活動したら…、婚活したら…とお悩みの人も多いのではないでしょうか。
私も色々な婚活を試してきましたが、結婚相談所は一番効率が良い方法です。
では、結婚相談所とはどんな場所なのでしょうか。本記事では結婚相談所とはどんな場所かという事から、結婚相談所のメリット・デメリット、結婚相談所で言う成婚とはどこの地点を指すのか、各結婚相談所が加盟している代表的な連盟や総会員数などについてまで解りやすく紹介します。
結婚相談所とは?
そもそも、結婚相談所とは、どのような場所なのでしょうか。
結婚相談所(けっこんそうだんじょ)は、結婚を希望する独身の男性・女性の会員に、結婚を前提とした出会いを提供し、出会いの際の日時調整から、お引合せ、交際から結婚に到るまでのフォローなども含めてサービスを提供する結婚情報サービスの業者、または公共サービスをさす。従業員1~2名の個人業者から、会員数数千名の会社まで、また市役所、村役場などの地方自治体にも大小の相談所が全国で数多く存在する。
入会資格は、独身で結婚を前提としたお付き合いを希望する人となっている。国際結婚希望者や、身体障害者で結婚を希望する人といったような、細分化されたサービスを提供する業者もある。
男性の場合は、安定した収入が求められ、年齢制限は緩いものの、定年退職者を除いて、定職についているということが入会条件になっている会社が多い。入会に当たっては、独身証明(戸籍抄本など)、卒業証明、在職証明などの本人確認の書類の提出を必要とする会社がほとんどである。
引用:Wikipedia(ウィキペディア)より
Wikipedia(ウィキペディア)によりますと、上記のような説明がなされています。
本当に、この言葉に集約されているのですが、より良い条件のお相手を求める独身男女が身分を明らかにして入会登録し、結婚相談所の仲人士の方のアドバイスを受けながら紹介してもらう場所なのですね。
結婚相談所のメリット
さて、それでは結婚相談所に入会するメリットはどこにあるのでしょうか。
一般的に言われている結婚相談所の会員になるメリットを下記に紹介させていただきます。
会員の本気度が高いため、成婚率が高い!
結婚相談所へ入会するためには、自分の本籍地の市区町村役場に独身証明書を取り寄せ、さらには源泉徴収や確定申告の年収を証明する書類を提出し、さらにはスタジオでプロフィール写真まで撮影して登録をする結婚相談所も少なくありません。
さらには、相応のまとまったお金も支払って入会します。
お手軽に登録できる婚活サイトや、申し込みをしてスグに参加できる婚活パーティーとは違います。
もちろん、婚活パーティーや婚活サイトだから本気度が低いと言っている訳ではありませんが、登録している会員はやはり気合いが違います。
そんな事もあって成婚率が高く、結婚相談所各社も、成婚率の高さを、うたい文句に競っています。
成婚率の高さは実績数値でも証明されており、下記はリクルートブライダル総研の調査した各婚活サービスを利用した人が利用し始めた年中に結婚したかどうかの実績ですが、結婚相談所は婚活サイト・アプリ利用に次いで2021年実績で34.1%、つまり3人に1人以上は1年以内に結婚できているという結果となっており、数多ある婚活手法の中で2番目に多い婚活サービスに位置付られております。
会員さんも本気度が高いなかで婚活力を磨きますので、自然と自分自身も磨かれ、成婚できるのですね。
自分の希望条件のお相手を絞って会う事ができる!
婚活サイトでもプロフィールに希望条件は書きますし、婚活パーティーでも、高身長・高年収・女性は20代・男性は公務員という条件分けされた企画に参加しますので、お相手を絞って会う事はできます。
ただ、何万人もの会員データベースから「この人が良い」とピンポイントに指名して会う事ができるのは結婚相談所の魅力です。
婚活サイトやマッチングアプリ(マチアプ)でも何十万人の中から選ぶ事はできますが、間に仲介してくれる人が介在しているのといないのとでは、アプローチの角度も変わってきますよ。
なぜなら、仲介してくれる人が介在していると自分が婚活中に相手に求める希望条件のうち、何を譲歩しなければならないかも見えてきやすいからです。
下記グラフは、婚活業界最大手のIBJ(アイビージェー)社が行ったアンケート調査の結果ですが、女性はお相手の年収を譲歩し、男性はお相手の年齢を譲歩したら成婚退会できたそうです。
女性は婚活で男性の年収に目が行く人が多いですし、男性は女性の年齢や容姿に目が行く人が多いので、当然と言えば当然の結果ですが、ひとりで婚活しているとなかなか気づけなくなってしまうものなんです。
専属のカウンセラー・コーディネーターに婚活の悩みを相談できる!
これは最大の魅力です。
日々、色んな結婚希望者を見て目が肥えている婚活カウンセラーやマッチングコーディネーターと呼ばれる人が自分の専属(専任)で付いてくれて、活動方法についてアドバイスしてくれたり、婚活特有の恋愛相談にものってくれます。
知り合いの婚活カウンセラーさんによると、最近の男性は、女性のエスコートの仕方が解らない人も増えているそうです。
また、中高年の男性は、仕事の地位が付いてきて傲慢になりがちな人もいらっしゃるようです。そんな時にもガツンと言ってくれる有難い存在と言えます。
女性についても、自分だけで婚活していて、友達に相談しても、
「○○なら大丈夫だよ〜。絶対に結婚できるよ〜。」
という薄っぺらい何の役にも立たないアドバイスを貰いながら婚活パーティーに参加しているのとは訳が違います。
具体的に、婚活で女性が魅力的に見られるよう、レッスンやセミナーなどでもサポートしてくれる結婚相談所もありますので、そのようなものも活用できます!
ちなみに、IBJ社が結婚相談所を利用し成婚した986人にアンケート調査を行ったところ、実に89%(約9割)もの人が「婚活中にカウンセラーのサポートが必要だったと思う」と回答していますね。
女性からも積極的にアプローチできる!
婚活パーティーは基本的には、男性が女性の席を順に周り会話し、フリートークタイムも男性が話したい女性の席に向かいます。
婚活サイトやマッチングアプリでも、男性が課金してメッセージを送るサービスが一般的です。
男性に比べると女性は待ちのスタンスと言えるでしょう。
一方で、結婚相談所は女性も男性と同額のお金をお支払いしているのが一般的ですので、女性からも積極的にアプローチしていけるのがメリットですね。
仕事中でも担当のカウンセラーや仲人士さんがお相手を探してくれる!
専属の担当カウンセラーやコーディネーター・仲人士さんが、あなたが仕事中の間にも、希望条件に見合う人がいないか探してくれます。
もちろん、自分で探す事もしなければいけませんが、第三者の力も借りて探して貰えますので、効率的ですね。
結婚相談所のデメリット
ここまでで結婚相談所のメリットを述べて来ましたが、結婚相談所のデメリットは無いのでしょうか…。
はい、もちろん、デメリットもあります。
毎月の紹介人数が決まっているため、出会える相手に限りがある!
結婚相談所には、毎月紹介できる人数が決まっていたりします。
勿論、会社やプランによって違いますので一概には何とも言えませんが、基本、一対一で対面してお会いしていきますので、厳選したお相手と会っていきましょう。
入会金・成婚料などの費用が高い(お金がかかる)!
こちらも、会社やプランによって変わりますが、入会金、月会費、成婚料などのお金がかかります。
婚活パーティーは参加する度にかかる1回の参加費だけですし、婚活サイトも月額料金だけの場合が多いので、結婚相談所を利用する事でかかるお金は大きいと言えます。
ただ、何度も何度も婚活パーティーに参加したり、いくつもの婚活サイトを使う事を考えれば、長い目で見て案外高くないとも思います。
また、結婚相談所によっては月会費が少し割高にはなりますが、成婚料0円にしていたりする会社もあります。
いくつかの結婚相談所の方と無料カウンセリングをして、自分が納得した結婚相談所に入会するようにしましょう。
各結婚相談所が加盟している代表的な連盟と総会員数/年間成婚者数
結婚相談所を運営する個人や企業は、運営している自身の相談所だけの会員では、紹介するお相手が圧倒的に足りません。
もちろん、大手と呼ばれるところには、オーネットのようにどこの連盟にも加入せず、5万人弱の会員基盤を構築している会社はありますが、ほとんどがどこかの連盟に所属している形になります。
そこでここでは代表的な連盟・会員数・加盟相談所数・年間成婚者数、そして加盟されている代表的な相談所・運営会社を一覧表にして紹介します。
連盟名 | 総会員数 | 加盟結婚相談所数 | 年間成婚数 | 主な加盟相談所名 | 運営会社・団体 |
---|---|---|---|---|---|
日本結婚相談所連盟 (IBJ) |
86,002人 | 4,020社 | 12,437人 |
|
株式会社IBJ |
コネクトシップ (CONNECT-ship) |
95,115人 | 9社&4団体 | 4,295人 |
|
タメニー株式会社 |
日本仲人連盟 (NNR) |
14,000人 | 750相談所 | 非公開 |
|
株式会社日本仲人連盟 |
日本結婚相談協会 (JBA) |
70,000人 ※コネクトシップ提携会員含む |
1,600社 | 非公開 |
|
一般社団法人日本結婚相談協会 |
日本成婚ネット (JMN) |
非公開 | 140店 | 非公開 |
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株式会社日本成婚ネット |
全国結婚相談事業者連盟 (TMS) |
43,998人 | 1,631店 | 2,857人 |
|
株式会社TMS |
スクラム (SCRUM) |
43,998人 | 1,631店 | 2,857人 |
|
株式会社スクラム |
日本ブライダル連盟 (BIU) |
66,000人 | 1,600社 | 非公開 |
|
株式会社日本ブライダル連盟 |
※2023年9月:モテ婚編集部の調査
日本結婚相談所連盟とは、株式会社IBJ(株式会社アイビージェー)が組織運営する全国の結婚相談所4,020社が加盟する団体となります。
全国で加盟している相談所で入会すると、ここに会員として登録されます。相互紹介可能な総会員数はなんと86,002人にもなります!
この8万人超の会員の中から、お相手探しをしていく事になります。
他に大きな団体ですと、株式会社TMSが運営する全国結婚相談事業者連盟とコネクトシップ(CONNECT-ship)が有名です。
全国結婚相談事業者連盟は関西方面に強みを持っており、総会員数は43,998人にもなります!
TMSグループは大阪を拠点とするフィオーレという結婚相談所を持っていることでも有名ですね。
そして、第三の勢力として、コネクトシップ(CONNECT-ship)という婚活事業者間での会員相互紹介プラットフォームがあります。
このコネクトシップは結果にコミットした成婚率の高さでも有名な結婚相談所パートナーエージェントを提供するタメニー株式会社が運営しています。
利用している企業は、パートナーエージェントはもちろん、ゼクシィ縁結びエージェントを運営するリクルートマーケティングパートナーズをはじめ、オンライン結婚相談所として勢いのあるエン婚活エージェント、スマリッジを運営するSEモバイル・アンド・オンライン株式会社、官公庁マリッジなど、いま旬な相談所が多いのが特徴です。
また、コネクトシップのもう一つの特徴が日本仲人連盟(NNR)や、日本結婚相談協会・全国仲人連合会といった老舗の相談所団体が多く利用していますので、まさに結婚相談所界がタッグを組んだプラットフォームです。ちなみに総会員数は95,115人になります。
各社で違う結婚相談所の成婚の定義
ここは各社で多少見解が違いますが、概ね、結婚を前提としたお付き合いがスタートする地点、つまり真剣交際を始めたら成婚となります。
当然の事ながら、役所に婚姻届を出す実際の成婚はおろか、婚約指輪をプレゼントされプロポーズされる前の状態となります。
この点についても、会社やプランによって違いますが、真剣交際を始めた時点で退会となります。
退会する時点で成婚料を払って、真剣交際も始めますので、結婚する前に別れるケースも少ないと思いますが、婚姻届を提出したら退会ではありません。
ただ、IBJメンバーズのように、プロポーズをした地点、つまり婚約を成婚としている結婚相談所もありますので、そのような場所を選ばれるのもおすすめです。
ちなみに、IBJメンバーズで成婚退会された方の内、75.2%(約4分の3)の人が退会してから6ヶ月以内に入籍されています。
まとめ
結婚相談所とはどんな場所かという説明から、メリット・デメリット、成婚の定義までご理解いただけましたでしょうか。
結婚相談所、婚活パーティー、婚活サイトと色んな結婚へ向けた活動方法がありますが、結果、結婚相談所で良かったという人も多くいらっしゃいます。
アラフォーで相談所婚活してた先輩が入籍したと報告が。旦那様もお子さんが欲しいそうで、「私よりもっと若い女性の方が良いんじゃない?」と伝えたところ、「誰でも良いから子どもが欲しいのではなく、あなたとの子どもが欲しいんだ。できなければそれで良い」と言われたって聞いて、朝から号泣😭
— みなみ🐯 (@mmiiiinnaaami) February 4, 2022
婚活コンサルタントとして有名なひかりんさんも以下のようにポストしています。
相談所にいけば一発で結婚できるアラサー男子がリア充向けのマッチングアプリで時間を消費するの本当に無駄だし自尊心削られて後の婚活でも悪影響あるので利用するサービスはちゃんと選んだほうが良いです。当カレデートとゼクシィ縁結びと結婚相談所でそれぞれ向いている人は違います。
— ひかりん@婚活菩薩 (@hikarin22) August 25, 2019
結婚相談所に行けば一発で結婚できる人がいる反面、ゼクシィ縁結びなどの婚活サイト・東カレデートなどのマッチングアプリとで向いている人は違うという内容ですね。
おすすめとしては、婚活パーティーや婚活サイトのように比較的ライトに取り組めるもので試してから、上手くいかない・向いてなさそうであれば結婚相談所へ行ってみることですかね。
ただ結婚相談所は昔のように強引な勧誘もありません。そのため、気軽な感じで、いくつかの結婚相談所に行かれて婚活カウンセラーや仲人士の方に無料カウンセリングを受け、比べてみるのも良いのではないでしょうか。
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