先日、公開させていただいた記事で、男性と女性の生涯未婚率の推移や予測について触れましたが、なぜ皆さん、結婚できないのか。今回は、結婚適齢期とも言える、20代・30代の男女が結婚できない理由について、調査しました。
独身男性で結婚したい人は8割超え!女性は9割弱にも!
理由の前に、世の独身男女が本当に結婚したいと思っているのか調査しました。すると、こんなデータが出てきました。
なんと、18~34歳未婚男女のうち、男性の86.3%、女性にいたっては89.4%、実に9割近くが「いずれ結婚するつもり」と答えており、結婚に対する意志があることが解ります
(嫌婚男子なんて一部の例外です)。
では、この20代・30代を中心とする人たちが結婚できない理由はなぜなのでしょうか?
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20代・30代の男女が結婚できない理由
上の図は、内閣府が発表している「今まで結婚していない理由(20代・30代)」のグラフです。
こちらをご覧いただくと解りますように、「結婚していない」という状況は、「結婚できていない(結婚できない)」という状況と、「結婚しない」というそもそも意志が無い状況の2つに分ける事ができます。
今回は、前者の「結婚できていない(結婚できない)」ほうの理由について考えていきます。
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理由1:適当な相手にめぐり合わないから
今の時代は、相手にめぐり合わない、つまり出会いについては難しくなっているのかもしれません。
ひと昔前であれば、今ほど出会いの場も多くは無く、お見合いとかも多かったですし、会社の上司が世話焼いてくれる世の中であったと聴きます。
最近は、そのような文化は減ってきており、SNSや習い事・趣味などでの出会いも増えてきました。
恋活・婚活にしても、マッチングアプリ、趣味コン、婚活パーティーなど様々で、価値観も多様化していますので、誰がいいのか解らなくなってきているのかもしれません。
理由2:異性とうまくつきあえないから
以前よりも、対面でのコミュニケーションを取らなくても良い文化が広がってきているためなのか、20代で異性とお付き合いした事が無いという若者も増えてきているようですね。
今の30代以上にはちょっと考え難いですが・・・。
理由3:結婚後の生活資金が足りないと思うから
昭和の高度経済成長期とは違って、生まれたときからデフレの環境下で育ってきていて、賃金も右肩上がり、年功序列で上がっていく世の中では残念ながらありません。
また、昔より就職してからも大学の奨学金を返済しながら働かなければいけない若者は今の20代・30代は多いので、結婚に踏み切れないのだと思います。
だからこそ、結婚した方が生活資金にも余裕が出てくるので良いと思うのですが、未婚だと、なかなかそこまでは考えられないですよね・・・。
理由4:結婚資金が足りないから
結婚式をしようにもお金がかかります。
結婚指輪に、披露宴、新婚旅行など、正直ギョギョギョとしてしまうほどです・・・。
基本的には、一生に一度の事ですので、そこそこお金かけてやりたいですものね。
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結婚できない理由に対する4つの解決策
ここからは結婚できない4つの理由に対する解決策をそれぞれ紹介させていただきます。
解決策1:譲れない条件・譲れる条件を考え婚活する!
就活や転職活動、物件選びと同じです。
就職や転職であれば、やりたい仕事を重視するのか、年収を重視するのかといった考え方、物件であれば家賃なのか、間取りなのか、住みたい街のどれを優先するのかと同じです。更には自分の希望条件を出した相手は自分のスキルやスペックを求めているのかも考えましょう。
そういった活動を頑張ってしていれば、1年経っても適当な相手に会えないなんて事は無いはずです。
ただ、婚活においては、この作業をしていないのに、「男はみんな20代の若い女性が好きだよね~。」と愚痴ってる女性が本当に多いように感じます。厳しい事を申し上げるようですが、そんなに愚痴ばかり言っていると男が寄り付かなくなるのではないでしょうか。30歳を過ぎた人であれば、若い事が武器になるのは20代を過ごしてきたあなたが一番理解しているはずです。
しかし、男がみんな若い女性が好きな訳ではありません。
結婚となると恋愛とは違い生活も考えねばいけませんので、料理ができて世間的な常識もあり落ち着いてきた人を求める男性も結構います。
自分がどういう人間で、どういう価値観・趣味趣向があって、どんな人と結婚したいのか自己分析をして、それを受け入れてくれそうな相手はどこにいそうなのか考えて婚活しましょう。
ただ、自分だとなかなか見え辛い事もあると思います。
もし自分では難しそうなら、友達に聴いてみたり、結婚相談所のアドバイザーなりに相談してみるのもおすすめです。客観的なアドバイスも貰えやすいはずです。
解決策2:異性と積極的に会っていく!
これは習うより慣れろという感じかなと思います。
就活の面接と同じで、数行ってるうちに見えてくるものもありますので、マッチングアプリなり、婚活パーティーなり、結婚相談所なり積極的に異性と会ってくのもおすすめです!
色んなお相手とのデートを重ねたり、実際に付き合ったり、時には喧嘩したりしているうちに異性と徐々にうまく付き合えるようになっていくと思います。
たまに、30代の女性から、
「婚活パーティーに行っても、男はみんな若い20代の女子のところに集まる」
みたいな話を聴く事があります。
厳しい事を言うようで恐縮ですが、そういう愚痴が出る時点で、あなたの婚活が間違ってる可能性が高いです。
念のため確認ですが、参加資格や条件が20歳~32歳の女性と書いてあるノンジャンルの企画に、32歳の女性でありながら参加してませんよね?
このような企画は多くの男性が20代の女性と出会いたくて参加してるのですから婚活パーティーの選び間違えです。
32歳で、30代・40代が参加資格の婚活パーティーに参加したら、よほどのコミュ障・不潔・仏頂面で無いかぎり基本的にチヤホヤされます。
PairsやOmiaiといったマッチングアプリでも30代前半であれば、プロフィールと写真の撮り方次第で、いいね!が何百とついている女性を頻繁に見かけます。
私の知り合いでバツイチでアラフォーなのに、このあたりを戦略的に考えて婚活で男性とたくさん会ってる女性もいますから、あなたならきっと大丈夫なはずです!
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解決策3:結婚した方が経済的に過ごせる!
理由3で「結婚後の生活資金が足りない」というものがありましたが、普通に考えて結婚した方が、光熱費や家賃などの実質負担を相手と折半でき経済的に過ごせますので、生活にゆとりが出るはずです。
勿論、出産や育児・養育費まで考えると家族が増えますので家計的にキツくなる可能性はあるかもしれませんが、少子高齢化で移住して欲しいので補助金を出したり仕事を斡旋してくれる自治体も多いです。
そこまでして結婚したくないのであれば、あなたの結婚願望はその程度なのでしょう。
また、最近は本業以外の稼ぎ方も多様化していますし、副業OKな会社も増えています。メルカリやヤフオクで不用品を売る等するだけでも家計の足しになるはずです。
他にも高収入の男性や女性は意外と結婚していない人も多いので、そのような人にモテるためにはどうしたら良いか考えて、ハイステータスな人が集まる婚活パーティーに行ったり、マッチングアプリで探してみるのも一つの手だと思います。
解決策4:身の丈にあった結婚式を考える!
結婚式は一生に一度のことです。そのため、結婚資金が貯まってからというのも理解できます。
ただ、盛大に豪華に結婚式をやる事がすべてでは無いはずです。
だからこそ、スマ婚が流行っていたり、ジミ婚という言葉が出てきたりする訳です。
それでも足りないのであれば、副業したり、稼げる仕事に転職したりするのも一つの手です。結婚資金が足りないと嘆くあたり、浪費癖が酷いか、今の給料に不満があるという事だと思いますので、とくに男性であれば一度、自分の仕事を考えて見直した方が良いかもしれません。
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まとめ
今回は、「20代•30代の男女が結婚できない4つの理由と解決策」として、内閣府「結婚・家族形成に関する意識調査」にある4つの結婚できない(できてない)理由から解決策を考え記事にさせていただきました。
次回は、結婚していない理由の5つの方についても解決策を探っていきたいと思います。