婚活パーティーに何度か参加した事がある人やマッチングアプリ(マチアプ)を使った事がある人であれば、
「テレビ・雑誌・ネットで婚活市場は女余りと言うけど、俺は一度も女性が余ってるパーティーに参加した事ないぞ!」
とか、
「マッチングアプリで女性は何十・何百と”いいね”が来るらしいけど、男はそんなにたくさん”いいね”来ないぞ!」
と思ったことのある人は多いはず。
あなたの考え方、間違っておりません!
基本的には、婚活パーティーにしろ、マッチングアプリ(マチアプ)にしろ、女性が男性を選べる立場にあります。
なのに、なぜ、婚活市場では、男余りではなく、女余りと事実がねじ曲げられてしまうのでしょうか?
今回は、統計データで解る男余りの事実と、メディアが叫ぶ実情を紐解いていきます。
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生涯未婚率は男性よりも女性が多い!
出典:2015年版「厚生労働白書」厚生労働省
まず、生涯未婚率についてですが、女性より男性が多い事実は変わらず、直近の十年くらいは、常に男性の方が女性を10%程度上回っています。
こんな状況なのに、よく女余りと言えるなーという事がまず解ります。
現に、婚活パーティーは男性の方が早く満席になる!
試しに、婚活パーティーをいくつか見てみてください。
女性の方が早く満席になる企画は、「公務員限定」とか「年収700万円以上の男性限定」みたいないわゆる安定か高収入を狙った企画ばかりです。
それ以外の企画は、たいがい男性の方が早く満席になるか、男性の参加者の方が先行している企画のはずです。
ある婚活パーティー会場の口コミで以下のような感想がありましたが、こういう事は自分で分析して当たりの婚活パーティーを引こうとしない限り普通に起きます。
ほとんどの婚活パーティーは男余りの女不足な現状ですので。
銀座の店舗に限らず、8対8人の場合、直前の申し込み状況では、だいたい「男性ほぼ満席、女性現在6名募集中」(若干人数の違いはありますが)とサイトで表示。
女性が8名になることはほぼ(というか限りなく100%に近く)なく、ひどいときには男性8に対し女性3名。女性が来ない理由を「突然のキャンセルが相次ぎまして」と、毎回、同じ言い訳。それでも会の中止はせず、続行。さらに「気になった人を第3希望までなるべく書いてください」と無茶を言う。
本来なら、女性の応募状況を見て、会の中止を判断し、申込者全員にメールで伝えるべき。
男性はイベント会費が他と比較して安いからといって、安易に飛びつかないほうがいいですよ。OTOCON(オトコン)八重洲(Googleの口コミ)より
マッチングアプリも男余り、女不足なのが実情
マッチングアプリ専門メディア「マッチアップ」の編集長の伊藤早紀さんもX(旧Twitter)で、マッチングアプリ会員数はどのアプリも男女比は軒並み、男性が6〜7割、女性が3〜4割と、男性の方が多く男余り、女性の方が少なく女足らずの事をポストしています。
11月のマッチングアプリ会員数(男女比)
・ペアーズ:458万人(7:3)
・Omiai:253万人(7:3)
・with:133万人(7:3)
・クロスミー:73万人(7:3)
・ユーブライド:60万人(6:4)
・ゼクシィ恋結び:51万人(7:3)
・ゼクシィ縁結び:43万人(6:4)
※マッチアップ調べ— 伊藤早紀@マッチアップ編集長 (@matchappsaki) November 21, 2019
先日、読んだ書籍にも、「男性参加者が少なくて、婚活パーティーが単なる女子会になってしまう」という記載が載ってましたが、この内容からして、この人は婚活パーティーに参加したことが無いことが浮き彫りです。
婚活パーティーでは基本的に、同性とは話せないシステムになっています。そのため、女子会になる事はあり得ません。
中には異業種交流会風なパーティーもありますが、そのような形式のパーティーに参加している時点で本気度が低いと言わざるを得ないですね。
女子会発言の矛盾点を指摘するのはさておき、だいたいどこへ行っても女不足、男余りです。
試しに、企画問わず、2回〜3回ほど、婚活パーティー会社が主催している婚活パーティーに参加すればスグに私が言っている事が事実だと解ります(九州地方は除く)。
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女余りとメディアが叫ぶのは男性参加者を集めたいから!
婚活パーティーも、マッチングアプリも、常に競合他社と競争しています。
運営していくためにはお金がかかります。
ではその原資となるお金を多く落とすのは男性か女性のどちらかと言いますと、圧倒的に男性です!
男性に婚活パーティーへ参加してもらったり、マッチングアプリに登録してもらったりするためには、女性の参加者や登録者が必要な訳です。
女性に参加や登録してもらうため、女性のパーティー参加料金を格安にし、マッチングアプリの利用料を無料にします。
そうすると、女性を目当てにする男性が集まります。
女性がある程度集まっていると、男性が高いお金を払ってパーティーに参加したり、マッチングアプリに登録するため、男性参加者の不足を解消し、運営が成り立つ訳です。
「女余りなのか〜、だったら婚活パーティーに参加しようかな〜。マッチングアプリ登録しようかな〜。」
という男性をサービス事業者は集めたい訳ですね。
ただ、その結果、パーティーに参加したのに女性が空席だったり、全然マッチングしなかったりという現象がおきてしまうのです。
マッチングアプリ、男女比7:3が基本なん👀⁉️
そりゃマッチしねーわ🤣🤣🤣 https://t.co/weOVymDyxu— モテコンサル勝倉 (@Cryptobanker_Z) November 21, 2019
現に、モテコンサル勝倉さんも、上のようなポストをされています。
女余りにした方がテレビや雑誌の特集が組みやすいから!
結婚をテーマにした特集をテレビや雑誌などを通し、情報をチェックするのは圧倒的に女性です。
男性は驚くほど、結婚や婚活といった情報をチェックしません。
女余りにした方が読者や視聴者の気を引きますし、女磨きをしなければならないと、コスメや洋服が売れますから、婚活市場を女余りに仕立て上げたいのだと思います。
実際の婚活市場は男余りではなく、ハイスペ男性不足!
逆に自己研鑽や男磨きをしているような男性は、婚活市場には少ないのが実情です。
年収800万円以上などの特定のパーティー企画などに行けば確かに男性は不足しています。
ただ、そういうハイスペック限定の企画でもない限り、婚活市場は男余りです。
逆を言うと、このような女性にニーズの高い企画のパーティーは女性が多いので女余りと言えるでしょう。
現に、私も婚活パーティーに100回以上は参加したと思いますが、自分の年収があがってきて参加条件を超えた時に参加した企画のパーティーは男性不足で女余りでした。
けれども、普通の趣味コンや趣味が合う人どうしで話す婚活パーティーでは、一度も、男性より女性の方が多かったという経験はありません!
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女余りでは無いが女性が安心できる訳では無い!
ここまでで女余りでは無い事実をご紹介しましたが、決して女性が安心できる訳でもありません!
なぜなら、婚活市場においてハイスペ男性が不足しているため、取り合いになるからです。
また、都心などではAK男子(あえて、結婚しない、男子)も増えてきていますので、なおさら、結婚願望のあるハイスペ男性は貴重です!
婚活パーティーに参加した事のある女性なら、
「婚活パーティー来る前にやる事あるだろ!?」
と参加している男性に対して感じた経験はありませんか?
その感覚、間違っていません!
婚活パーティーでは良い男性が足りないとは言え、足りなすぎるとクレームになるため、まともな男性もいないと開催ができません。
そのため、言葉は悪いですが、どうでも良い男性もパーティー会社が営業して人数バランスを合わせるため、なんとかして来てもらわなければならないのです!
そのような背景もありますので、たとえ女性不足の市場であっても、コスメや洋服には気を遣わなければなりません!
モテ婚読者にも人気の高い、婚活リップや洋服レンタル(エアークローゼット)の記事を関連記事として紹介しますので、ぜひ下記よりチェックしてみてください。
男余りとは言え、良い男性・条件の良い男性との出会いのチャンスを逃さないためにも、女磨きは頑張りましょう!
男余りが深刻な北関東や中部地方はおすすめ!
コスメや洋服などの女磨きに気を遣っても、なるべく良い人とマッチングしたいと思ってしまうのが実情ではないでしょうか。
そこで、男余りは、日本国内のどこの地域で深刻なのか調べてみました。
上の図は、東洋経済ONLINEで以前話題になっていた、婚活適齢期である20代〜30代で、各都道府県別の未婚者男性の数から割り出した男余りMAPと男余り数と割合をランキング化したものになります。
男余りMAP(20代〜30代)の日本地図をご覧いただくとお解りかと思いますが、大まかに言いますと、東北・関東・北陸・中部は男余りが多く女性に有利、北海道・関西・中国・四国・九州・沖縄は男余りが少なく女性に不利なのが解ります。
細かく見ていきますと、最も深刻なのは、栃木県・茨城県を中心とした北関東です!
例えば栃木県は元々、女性よりも男性の人口割合が大きいという構造的な問題があります。栃木県の年齢別人口調査結果によると、20~49歳の年齢層の男性人口は女性の約1.2倍。全国平均は約1.04倍ですので、全員が未婚者では無いにはせよ結婚適齢期の男余りな県であることが解ります。
そのため、関東にお住まいの人は、北関東の婚活パーティーに遠征するのも有りですね。
また、神奈川県は、男余り数が149,444人、男余り率が13.3%と、都心なのに14位と高いため、意外と穴場ですよ。
そして、意外なのは愛知県。男余り数が神奈川県並みの、148,325人、男余り率が15.9%と全国第5位となってます。
だから、名古屋駅の近くに8社も婚活パーティー専用ラウンジがあって激戦エリアなのですね!
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
唯一、女余りな地域は全国で鹿児島と福岡くらい
唯一、女余りと言えなくないのは、鹿児島県と福岡県くらいです。鹿児島県は男余り率1.0%、福岡県は2.9%となっています。
よくテレビや雑誌などの特集で、福岡県がクローズアップされますが、この情報だけはあながち間違いではありません。
福岡県は博多美人という言葉があるほど、綺麗な女性が多いです。
にも関わらず、男余り率が極めて低い。そのため、そこそこの男性に対して、綺麗な女性が余りがちなのです。婚活男性からすると福岡は魅力的ですね。
最近では、SNS上でも福岡が女余りというのは浸透してきていますよ。
🙍🏻♀️わかる………
🙍🏻♀️福岡、女余りすぎ………👰🏻 https://t.co/xHpm2jKnYg— 👮🏻♀️市川ゆり子👩🏻✈️ 👩🏻🔫バァン(大破 3/19-22福島、山形 (@IchikawaYukko) March 23, 2021
真面目な話、結婚できない男性は福岡の企業に転職することをおすすめします。福岡は現在圧倒的な女余りなのですぐに相手が見つかりますよ。都内で非モテでも福岡ならモテ男になれるのです。逆に婚活女子は仙台に行くと男余りなのでブスでもいい男と結婚できますよ。
— ひかりん@婚活コンサル (@hikarin22) September 28, 2020
福岡は空港から都心へも30分くらいで出られますので日本の婚活男性は福岡に遠征、逆に婚活女性は東京・神奈川を中心とした関東に遠征するのはマジで有りですよ!
婚活サービスの中で女余りと言えるのは結婚相談所だけです!
鹿児島や福岡以外の男性の皆さんは、ライバルが多い訳です。
九州に出掛けるのも、特に、関東・東北・北海道に住んでいる人は出張でも無い限り、非常に困難なはずです。
そして、先にも紹介したように、婚活パーティーやマッチングアプリは、女不足、男余りです。
では世の男性はどうしたら良いか…。
一つだけ、男女比が同じくらい、もしくは会社によっては女余りのサービスがあります。
それは、結婚相談所です!
結婚相談所は10年ほど前までは男性6割、女性4割だったそうですが、今では比率が逆転し女性会員が6〜7割、男性会員が3〜4割という会社も多くあります。
勿論、会員さんに良いご縁を提供するため、男女比5:5にすべく頑張ってる会社もありますが、それでも、婚活パーティーやマッチングアプリよりは女性とマッチングする確率は高いと言えます。
また、何より結婚相談所は女性も男性のように高いお金を払って婚活をしていますので、男性も女性も真剣に婚活している人ばかりです。
女性の皆さんにとっても、ちょっと変な服装・身だしなみがだらしない人は結婚相談所のアドバイザーに注意され直されますので、よっぽど変な男性にも会いません!
もし、いたとしても、会う前に断っちゃえば良いのです。
女余りを気にする時間があれば、結婚相談所に相談に行った方が絶対に良いです!
おすすめの結婚相談所については、下記の関連記事よりチェックしてみてください。